「心の哲学」とは?
「心の哲学」という言葉を聞いた時、みなさんはどのようなものを想像するでしょうか。
その、堅苦しさのない名称から、最近流行のスピリチュアリズムのようなものを、思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
「心の哲学」というのは、実は立派な哲学の一分野なのです。
その名のとおり、「心」に関したさまざまな問題に、答えようとしている学問です。
最近では主に、心と体の問題、あるいは、心と脳の問題についてをテーマとした研究がなされています。
心の哲学とは、、哲学だけでなく、生物学やコンピュータ・サイエンスなど、幅広い分野を包括した学問として、最近注目されてきています。
「心の哲学」の歴史
「心」を哲学の命題に持ってきた例は、古今東西の哲学に見られます。
古代ギリシアや古代インドの哲学においても、「心」と「身体」をテーマにした議論は存在しました。
古代ギリシアにおいては、紀元前5世紀に活躍したパルメニデスという哲学者が、心の哲学の一説である一元論を唱えました。
また、同じ古代ギリシアのプラトンやアリストテレスは、これとは異なる、心と体が別の存在であるとする二元論を提唱しています。
古代インドにおいては、ヨーガ学派やサーンキャ学派と呼ばれる一群が、二元論的な考え方を、ヒンドゥー教の教えの中に取り入れています。